過去の一枚

以前撮影した一枚です

  • 山陽新幹線 岡山~新倉敷にて

    連休が取れた8月下旬、「やくも」を狙いに岡山へやって来た。
    美袋付近でカットを稼ぎつつ、ふとネットで見掛けた山陽新幹線・高梁川橋梁の俯瞰が気になった。
    朝の上りをお墓の近くから撮影するアングルは100系引退の際に訪問したが、下り列車を上空から俯瞰するカットは見たことが無かった。
    昔の記憶を頼りに上りアングルを訪れた後、川の対岸へアタックしてみることにした。

    ネット情報だと、川嶋ノ宮八幡神社本宮の石段を登り境内裏手の獣道をさらに進むと到達するらしい。
    照り付ける太陽に身の危険を感じながら、400段ほどある石段に臨んだ。
    鉄塔のたもとで休憩しつつ25分程で立ち位置に到着、山陽道と山陽新幹線を見下ろす山の上に到着した。
    少しクラクラする身体を休めつつ、アングルを決める。
    数本の新幹線を見送った後、ペットボトルの水分が底をつき早目の撤収を決めた。

    フラフラになりながらレンタカーに戻ると、灼熱の車内をエアコンで冷やす。
    近くのコンビニで摂った水分とアイスはここ数年で1番美味しかったと思う。

    撮った写真を見返すと、トップライトの影響か側面が弱かった。
    また季節を変えて500系などを狙ってみたい。
    (EOS 5D Mark IV + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)

  • 井川線 アプトいちしろ~長島ダムにて

    この日は職場の後輩と一緒に大井川へ行く約束をしており、集合は金谷駅。
    行き掛けの駄賃にと思い、カナキクへ立ち寄るも3071レ・5087レは東北本線遅延の影響で姿を見せず。
    泣く泣く撤収し、金谷駅へハンドルを向ける。

    気を取り直して大井川へ。
    気持ちの良い秋晴れで、途中崎平付近で本線を撮りつつ井川線へやって来た。
    アプト区間の紅葉も進み、車を路肩に停めて写真を撮る人も見られた。

    70-200にPLフィルターをかませ、紅葉を強調。
    アプト式機関車に押されながら、牛歩の如きスピードで急坂を登る203列車を構図を変えつつ撮影した。
    (EOS 5D Mark IV + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)

  • 東海道新幹線 三島~新富士にて

    久し振りに雨が降った12月30日、仕事納めを迎え翌日は朝から晴れ予報。
    今年の富士山は12月になっても雪が積もらなかったが、久し振りの降雨で雪化粧したと予想し撮影に出掛けた。

    3月に700系の廃車回送を撮りに訪れた以来の中里、特にネタもないこの日は人影もまばら。
    段々と運用数が増えてきたN700Sを狙いやって来たが、しばらく経っても姿を見せず。
    1時間半程待ってやって来た1本目は力んで早切り。
    もう一本撮ったら移動すると決め粘ること30分、この日2本目のN700Sがファインダーに飛び込んできた。
    (EOS 5D Mark IV + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)

  • 伯備線 美袋~日羽にて

    前日夜に関西に住む後輩と合流し西へ。
    えびめしや万成店で夕飯を済ませ、その日は岡山泊。
    翌朝は段々と青空が広がり、雲の切れ目を探して美袋付近へやって来た。
    駅発車後の緩やかなカーブをお手軽に撮れる場所で、手堅く「やくも」を一枚撮りたいところ。
    背後の踏切が鳴り、美袋駅を通過する381系がファインダーに飛び込んできた。
    (EOS 5D Mark IV + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)

  • 伊豆稲取~今井浜海岸にて

    冬晴れの関東地方、一度行ってみたかった伊豆稲取俯瞰へ出掛けることにした。
    135号線沿いのファミリーマート付近から海沿いに抜ける獣道と聞いていたが、実際に行ってみると分かりづらい。
    スリリングな崖沿いウォーキングを経て立ち位置に到着した。

    有名撮影地だけあってロケーションは素晴らしく、定番のカットを抑えることができた。
    波間に響くMT54のモーター音、落ち着いたら再訪したいと思う。
    (EOS 5D Mark IV + EF24-70mm f/2.8L II USM)

  • 東海道本線 根府川~早川にて

    小学生の頃、朝早く出掛けブルトレを眺めるのが好きだった。
    早朝の「銀河」に始まり「出雲」「サンライズ瀬戸・出雲」と続き「あさかぜ」がやって来る。
    しばらく空いて単独の「富士」が登場、トリの「さくら・はやぶさ」は昼前の到着だった。
    既に統廃合が進んだダイヤであったものの、鉄道趣味の原点となる光景だった。
    TOMIXのカタログを眺めつつ、まだ見ぬ土地への旅情をかき立てられたファンも多いと思う。

    「社会人になったらブルトレに乗って旅行を…」と思いつつも、残念ながら2009年3月14日をもって東海道のブルトレは終焉を迎えた。
    幼少期見た絵本では、米神のカーブをゆく「あさかぜ」が印象的だった。
    最期はこのカーブでと決めて、前日から三脚を据えた。
    涙雨降る中、シャッターを切る手は震えていた。
    後方からは185系の姿が、恐らく根ノ上踏切は悲惨だっただろう。
    「踊り子」とすれ違い遠ざかっていく「富士・はやぶさ」の姿はどこか悲しそうに見えた。
    (EOS 30D + EF70-200mm F2.8L USM)

  • 東海道本線 藤沢~大船にて

    藤沢駅から東京方に20分程歩いた場所にある撮影地・弥勒寺踏切跡。
    この頃は道路を挟んで背の高い工場も無かったので、影落ちする事もなかった。
    歩道から一段高くなった場所にスペースがあり、金網に空いた穴から上り列車を撮影できる。

    単独運転の頃から、この場所で2列車を撮ろうとすると踊り子が後方に写り込む事が多かった。
    このカットもSVOが小さく写っているが、見返すと良い記録になったと思う。
    どちらも鬼籍に入ってしまった、東海道・日常の光景。
    (EOS 30D + EF70-200mm F2.8L USM)

  • 東海道本線 新子安駅にて

    前夜に降雪のあった関東地方、翌朝起きると少し雪が残っていた。
    天気も良くせっかくなので近場の新子安へ出掛けることにした。
    当日の記録を見ると「富士・はやぶさ」を後追いで撮影しており、今考えると贅沢な朝だった。
    ここ何年も訪れていないので状況が分からないが、この日は平和でホーム東京方はのんびりしていた。
    何気なく写した251系だが、気付けば引退し全車解体されてしまったらしい。
    日常の記録も振り返って見ると貴重だと気付かされた一枚。
    (EOS 30D + EF70-200mm F2.8L USM)

  • 10月4日「HiSE」

    小田急線 玉川学園前~町田にて

    「ロマンスカー」に代表される有料特急が駆け抜け、多様な車種が存在する小田急。
    近場ということもあり、カメラを持つようになってから撮影する機会も多かった。
    この日は10000形「HiSE」の引退が迫っていると聞き、玉川学園前~町田間のカーブへ向かった。
    住宅街の中ではあるが、夕方の小田急線を好ましいカーブで切り取る事ができる。
    同じ日の画像フォルダには「LSE」や「RSE」も記録されており、この10年で車両は様変わりした。
    接近表示灯が点滅し、お目当ての列車がやって来た。

    展望車を撮影すると、眺望を楽しむ旅行者が写り込む。
    家族連れやカップルなど様々であるが、鉄道旅行の醍醐味だと思う。
    (EOS 30D + EF70-200mm F2.8L USM)

  • 御殿場線 御殿場~足柄にて

    狩屋踏切では雪化粧した富士山をバックに御殿場線を捉える事ができる。
    晴れ予報と休みが重なり、バイト先の友人と共に未明の東名を下った。
    田んぼ脇から横で撮るか踏切脇で縦で撮るか、悩んだ末に縦構図を選択。
    371系「あさぎり2号」の通過時刻が近付くにつれて同業者も増えてきた。
    画面左の架線柱を切るか悩んだ末にカット、少し窮屈になったかもしれないがこれはこれで。
    思い描いた一枚を撮ることができ、意気揚々と移動した。

    RMの表紙になったかもしれない、思い出の一枚。
    (EOS 5D Mark II + EF70-200mm F2.8L USM)