大正橋「奥利根」EF58-61+12系

上越線 敷島~渋川にて

夏休みの定番・青春18きっぷ消化を兼ねて上越線に出掛けた。
この日は快速「奥利根」にEF58-61が充当されると聞き、上越線を目指した。
渋川駅から少し歩いた場所にある大正橋、この歩道部分から上り列車が撮影できる。
隣接する宿「三角屋」の屋上にもカメラを据える姿が見えたので、大人数での撮影だった記憶がある。
(何年か前に近くを通った際の様子だと「三角屋」は閉店してしまったらしい)
この「三角屋」一度宿泊で利用した事があり、部屋の窓から115系を撮影した記憶がある。
当時は¥1,000を払うと、宿泊客でなくても屋上で撮影させてもらえるサービスがあったと思う。

夏の強い日差しを受けながらも、通過時刻が迫るにつれて光線が寝てきた。
カーブの先から前面のガラスを反射させて姿を見せたロイヤルエンジンは痺れる程かっこよかった。
今見返すと側面が少し弱い気もするが、お召列車の先頭に立つ姿を知らない世代としては貴重な一枚となった。

ある日職場で、首席から呼び止められ一枚の写真を見せてもらった事がある。
それは当時の東京機関区で、若かりし日の首席がEF58-61の前で記念撮影しているものだった。
「運転台内部もな、ピカピカに磨き上げられていて。やっぱりお召機は違うと思ったよ。」
当時の機関士たちからも羨望の的であったロイヤルエンジン、もう一度姿を見てみたいと思う。
(New EOS Kiss + EF50mm F1.8 II)

鳩原ループ「雷鳥」485系

北陸本線 敦賀~新疋田にて

中学生になると、夏休みは青春18きっぷを使って遠出するのが定番になった。
「ムーンライトながら」の指定席が空いていれば購入し、行き先はその後決めることが多かった。
この日は、敦賀駅併設の観光案内所でレンタサイクルを借りて撮影地を巡っていた。
特急街道とも呼ばれる北陸本線は列車頻度も高く、夢中で一日過ごせた記憶がある。
照り付ける日差しに水分を奪われながら自転車を漕ぎ、夕方の鳩原ループへやって来た。
時刻表を見ると、次の「雷鳥」は電気釜先頭で来るらしい。
9両編成の最後尾まで画面に入ったことを確認し、狙いの位置でシャッターを切った。
485系国鉄色の姿は、幼い頃に絵本で見た特急列車のイメージそのものだった。

平成生まれの自分にとって、食堂車を連結し長編成で駆け抜ける特急・急行列車は写真でしか知らない世界である。
この写真も末期の姿ではあるが、なんとか自分の手で記録に残すことができて良かったと思う。
(New EOS Kiss + EF55-200mm F4.5-5.6 II USM)