2018年

  • 「1028D」・渚~飛騨小坂

    高山本線 渚~飛騨小坂にて

    非番で帰宅後、同期と一緒に午後の新幹線で名古屋へ向かった。
    カミンズエンジンに揺られ夕暮れの下呂へ、飛騨川を渡った先にある「小川屋」で一泊。
    大浴場で下呂温泉を満喫、明けの疲れもあって深い眠りに就いた。

    青空を眺めながらの朝風呂、バイキングでお腹を満たし出発。
    高山まで1時間程の列車旅、初めて乗車したキハ25形はロングシートだった。
    駅前でレンタカーを借り出し沿線へ、非鉄の同期に撮影地まで付き合ってもらった。
    飛騨川沿いの旧道に三脚を据え、手堅く一枚抑えることができた。

    その後は沿線をドライブしつつ、昼食には朴葉味噌焼きなどグルメも堪能。
    夕方の飛騨一ノ宮カーブに立ち寄らせてもらい、臥龍の郷で温泉に浸かる。
    帰りの「ひだ20号」は1人掛けグリーン車の前後列へ、フカフカの座席を満喫した。
    (EOS 5D Mark IV + EF24-70mm f/2.8L II USM)

  • 「回9840レ」・越後寒川~今川・EF81‐136・旧客

    羽越本線 越後寒川~今川にて

    男鹿線での撮影を済ませ、遠征のメインイベントへと転戦した。
    朝は晴れ間が広がっていた秋田県であるが、次第に雲が広がり不穏な様子。
    一発目は曇り空の下、適当な踏切で見送った。

    このままでは帰路が長距離苦行ドライブとなってしまう、祈るような気持ちで車を走らせた。
    途中停車時間のある回送列車を追い抜き、山形県をほぼノンストップで走り抜けた。
    願いが通じたのか新潟県に入ると青空が復活、笹川流れのお立ち台を目指した。
    崖をよじ登った先には多くの撮影者、辛うじて木々の間から三脚を据えることができた。
    足場的にファインダーを覗くことができないので、構図を決めレリーズを握り待機する。
    しばらくの待ち時間の後、接近の報が流れると周囲が緊張に包まれる。
    手前の道路に並走する車は無し、絶好のタイミングでカーブの先からEF81が姿を見せた。
    (EOS 5D Mark IV + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)

  • 「E257系かいじ」・塩山~勝沼ぶどう郷・ぶどうの丘俯瞰

    中央本線 塩山~勝沼ぶどう郷にて

    後輩と終夜運転で未明の中央道を下り、早朝の姨捨俯瞰にやって来たこの日。
    「おはようライナー」の回送は薄く靄がかかり全開露出とはならず。
    篠ノ井線や中央西線を撮影しつつ、1日掛けて中央東線沿いを南下してきた。
    6月も後半となり、日中は高かった太陽高度も夕方になると程良く傾いてきた。
    1日の締めくくりとして三脚を据えたのは、南アルプス・甲府盆地を一望できる「ぶどうの丘」。
    駐車場近くの展望台から、勝沼ぶどう郷駅付近をゆく列車を俯瞰することができる。
    緑深くなった段々畑の背景に夏らしい雲が広がり、50㎜で構えるとピッタリとハマった。
    時刻表を調べると、甲府発の「かいじ」がタイミング良くやって来そう。
    塩山方を眺望していると、武田菱塗装のE257系がゆっくりと近付いてきた。

    撮影後は併設の「天空の湯」で一風呂浴びてから帰ることにした。
    甲府盆地に沈みゆく夕日を眺めながらの露天風呂は絶景で、いつか再訪したいと思う。
    (EOS 5D Mark IV + EF50mm F1.4 USM)

  • 「はこね31号」・栢山~富水

    小田急線 栢山~富水にて

    引退迫るLSEを狙いに、この日は富水のカーブにやって来た。
    駅北側の踏切付近から、夕方の小田原方面へ向かう列車を撮影できる。
    この日は15時過ぎに通過する「はこね31号」がターゲット、液晶画面を見ながら画角を調整する。
    このアングル、柵の間からカメラをセッティングするため上下左右の余裕がない。
    背景をボカして被写体を浮かび上がらせるために絞りはほぼ開放、置きピンの位置がかなりシビア。
    何度か試し撮りをする中でやっとアングルが決まり、いよいよ本番の時間が迫る。
    遠目に踏切が鳴り、バーミリオンオレンジの車体が姿を見せた。
    呼吸を整え一瞬のタメを作る、気合の一発切りでLSEを仕留めた。
    (EOS 5D Mark IV + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)


  • 「1126D」・羽立~脇本

    羽立~脇本にて

    秋田~高崎までEF81牽引の旧客回送があると聞き、後輩と遠征することにした。
    前日は過去最速で職場から退勤し、午前中には出発することができた。
    新横浜駅で後輩をピックアップし、2M体制で首都高~常磐道~東北道を北上した。
    秋田に着いたのは21時過ぎ、まるまつ秋田中央店で遅い夕飯を済ませた。

    翌朝、行きがけの駄賃に秋田のキハ40系列を仕留めようと男鹿線沿線へ立ち寄った。
    朝一の5両編成を船越水道で狙うも流れてきた雲がクリーンヒット。
    気を取り直して脇本駅の辺りまで移動してみると安定した晴れ間が広がってきた。
    順光になりそうなカーブを見付け、道路脇に三脚を構える。
    縦構図で構えると、背景に緑豊かな木々が写り込み良さげな雰囲気。
    9月に入っても残暑厳しい暑さの中、カーブの先から秋田行きの普通列車がやって来た。
    (EOS 5D Mark IV + EF300mm f/2.8L IS II USM)

  • 三岐鉄道「3712レ」・北勢中央公園口~保々

    三岐鉄道 北勢中央公園口~保々にて

    前日の265Aで名古屋入りし、駅近くのサウナで一泊。
    早朝6時頃にレンタカーを借り出し、三岐鉄道沿線へ。
    GPVの予報通り、沿線は雲一つ無い青空が広がっていた。
    目星を付けていたカーブに三脚を据え付け、8時台の上り貨物を待つ。
    散砂しているのはご愛嬌、凸型電気が秋空に映えた。
    (EOS 5D Mark IV + EF24-70mm f/2.8L II USM)