2023年

  • 「4010M」・身延~甲斐大島

    身延線 身延~甲斐大島にて

    レンガ造りの大和トンネル、富士身延鉄道時代の名残で通過時のパンタグラフがとても小さくなる。
    トンネルを抜けてから甲斐大島の遠方信号機まで、線路は一段高い位置を走る。
    南北に線路の敷かれた身延線、冬場の4010Mは夕光線を浴びた姿を捉えることができる。
    12月初旬に現地を訪れた後輩曰く、「あと1週間もすれば素晴らしい光線で狙えるのでは?」とのこと。

    ファミマで予約したちいかわケーキ、あまりのシンプルさに度肝を抜かれたクリスマス。
    気を取り直して撮影へ、そろそろ4010Mにも日が当たるだろうか。
    誰もいない平日の沿線、三脚を目一杯伸ばして踏み台で高さを稼ぐ。
    後方にトンネルポータルを配し、望遠で圧縮構図を組んでみた。
    15:30過ぎ、山に沈む寸前のギラギラ光線を浴びて373系が姿を見せた。
    (EOS R6 Mark II + RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM)

  • 身延線 西富士宮~沼久保にて

    せっかくなので、もう一つ三脚を据えカメラ2台切り。
    防湿庫で眠る時間が多くなったEOS 5D Mark II、この日は久し振りに持ち出してみた。
    2008年発売の「DIGIC 4」を搭載したモデルで、5D4導入まで長らくメイン機として愛用していた。
    デザインも好みで、5D4・7D2を下取りに出した今でも手元に残している。
    たまに見返すと色の出方が全く違い、懐かしさを感じる。
    機能保全のためにも、定期的にシャッターを切る機会を設けたいと思う。
    (EOS 5D Mark II + EF24-70mm f/2.8L II USM)

  • 「4003M」・西富士宮~沼久保・富士山バック

    身延線 西富士宮~沼久保にて

    単発の平日休み、10時過ぎのSCWを見ると黒く抜けていた。
    ひとまず定番・沼久保へ、平日なので誰もいないお立ち台に三脚を据えた。
    先月よりだいぶ雪の溶けた富士山、この日は線路寄りの縦構図で狙ってみることにした。
    いつも通り後追いの4004Mで構図を確認、ピントはAIサーボにお任せした。
    (EOS R6 Mark II + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)

  • 「4003M」・西富士宮~沼久保・富士山バック

    身延線 西富士宮~沼久保にて

    秋も深まり空気も澄んできたこの日、冠雪した富士山を求めて黄瀬川へ向かった。
    「富士・はやぶさ」以来およそ15年振りの現地、河川敷は綺麗になり護岸工事も完了していた。
    狙いは373系6両の1457M、雲一つ無い快晴で定番のカットを抑え一安心。
    このまま移動すれば4003Mに間に合いそう、沼津ICから富士方面へ車を走らせた。

    今シーズン初訪問のお立ち台、11月とは思えないヌケの良さに胸が高鳴る。
    好条件に思わずカメラを2台セッティング、背後からやって来る4004Mで構図の確認を終えた。
    今回は70㎜で側面がちの構図、また次回は別のアングルで狙いたい。

    3983Aの運転日だったので、この後は定番・中里地区へ移動。
    今日こそは勝てると勇んで向かったものの、毎度のお昼頃から湧く雲にやられ撃沈。
    かれこれ7回程チャレンジしている中里地区のドクターイエロー、成功するのはいつになるのか…
    (EOS R6 Mark II + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)

  • 「ハチワレ号」・御影~岡本

    阪急神戸線 御影~岡本にて

    この日は朝のラッシュ運用を終えると、それぞれ入区してしまう様子。
    ネットで見掛けた良さげなカーブ、神戸線の撮影へ向かうことにした。

    立ち位置のキャパが狭いと判断、夜明けと共に現着した。
    月曜日の朝、足早に行き交う人々を見送りながら寒空の下待機する。
    しかし、冬の低い日差しは通過10分前になっても切り位置の影が抜けない。
    やむなくレンズを変更、少し窮屈な望遠圧縮構図で「ハチワレ号」を狙う。
    8:09、定刻通り御影駅を発車した大阪梅田行きを高速連写で切り撮った。

    撮影後、画面を拡大すると感じる違和感。
    ハチワレの顔、少し伸びているのは気のせいだろうか…?
    その後は一旦宿へ戻り、ちいかわらんど大阪梅田へ。
    午後は、ちいかわらんど京都四条河原町・ちいかわもぐもぐ本舗を巡りちい活に精を出した。
    (EOS R6 Mark II + EF400mm F5.6L USM)

  • 「ちいかわ号」・服部天神駅

    阪急宝塚線 服部天神駅にて

    午後は雲が広がり、日没も早いのでホテルへ向かうことにした。
    本日の宿は十三駅近くの東横イン、駅から近く飲食店も豊富にある。
    近くのたこ焼き屋「カリトロ」へ、ホテルの部屋で「たこ焼きお持ち帰りパーティー」を開催。
    炭酸飲料と共に完食し「夕方までお昼寝」を敢行、気付けば19時を過ぎていた。

    次の「ちいかわ号」は大阪梅田20:01発、夜もどこかで撮れないかと駅へ向かう。
    ネットで調べると服部天神駅が良さげ、近くの踏切から着発する様子を狙えるらしい。
    普通列車で3駅移動、迷わず目的の踏切に辿り着くことができた。
    行き交う人の視線を感じながらカメラをセット、EOS R6 Mark IIの高感度を試してみる。
    モニター画面を拡大してもISO8000程では気にならない、さすがCanonの最新機種。
    帰宅客を乗せた「ちいかわ号」、日夜働くその勇姿を写し撮った。

    舞い戻ってきた十三駅、改札前にある変わった店名のラーメン屋「くそオヤジ最後のひとふり」。
    タイミング良く待ち無しで入店、はまぐりらーめんを注文。
    冷えた身体に染みる貝系スープ、飲みの締めにも合いそうな一杯だった。
    「疲れには…ほれッ」「貝のツーンとした感じが…な‼」
    (EOS R6 Mark II + EF400mm F5.6L USM)

  • 「ちいかわ号」・雲雀丘花屋敷~山本

    阪急宝塚線 雲雀丘花屋敷~山本にて

    8月から始まった「ちいかわ×阪急電車コラボキャンペーン」、コラボグッズは早々に完売したらしい。
    自他共に認めるちいおじとして、せめて期間内に装飾列車を撮影してみたい。
    久し振りに訪れた勤務表の連休、未踏の路線・阪急電車へ向かうことにした。

    ちいかわ:宝塚線・ハチワレ:神戸線・うさぎ:京都線となっており、HPには運行予定が載っている。
    新幹線から乗り換え梅田駅に到着すると、人集りのホームに「ちいかわ号」が入線していた。
    せっかくなので宝塚線に乗車、終点の雲雀丘花屋敷まで乗り通す。

    昼時だったので飲食店を探す、Googleマップでヒットしたのは讃岐うどん。
    高齢のおじいちゃんが印象的な「千吉」というお店、ご飯・小鉢まで付いて驚きの低価格。
    揚げたての天ぷらうどんでお腹を満たし、線路沿いを進む。
    大きな家・ガレージには高級車、どうやらこの辺りは高級住宅地らしい。
    東京の田園調布を連想しながら歩くと、平井車庫に通じる踏切に辿り着いた。
    カーブする線路沿いを右往左往、手始めに一枚「ちいかわ号」を写してみた。
    (EOS R6 Mark II + EF400mm F5.6L USM)

  • 「3983A」・静岡~掛川・持船城跡・ドクターイエロー

    東海道新幹線 静岡~掛川にて

    前回の運転日は定番・中里地区で狙ったドクターイエロー。
    朝方は絶好のチャンスかと思われたが、昼頃から雲が湧き微妙な結果に。
    なかなか条件が整わない富士山バック、引退までに納得の一枚は撮れるのだろうか。

    この日は非番で帰宅、近場なら間に合いそうだったので用宗へ向かった。
    休日の運転日だけあって、持船城址の小さな駐車場には数台の車が停まっていた。
    うっすらと富士山が見え、雲の具合が良かったので縦構図で構えてみた。
    思ったより背後の雲が多く諦めかけたが、通過直前に太陽が抜けた。
    安倍川を渡りカーブする黄色い車体が遠目に見え、秒間40コマの高速連写で切り撮った。

    帰り際、用宗漁港近くにある「焼菓子工房アンジェ」に立ち寄った。
    素朴でこじんまりとしたお店であるが、焼菓子・ケーキどれを食べても美味しかった。
    次回もまた別のお菓子を仕入れたいと思う。
    (EOS R6 Mark II + EF50mm F1.4 USM)

  • 「28A」・掛川~静岡・高草山俯瞰

    東海道新幹線 掛川~静岡にて

    焼津市のハイキングコースとして整備されている高草山、途中まで車で上がることができる。
    中腹に位置する笛吹段公園には駐車場やベンチが整備され、景色を楽しむ憩いのスポットとなっている。
    5日前にも訪れたが、この日はさらに空気のヌケが良く再び中腹まで車で上った。
    夕方の斜光を浴びて影が伸び、眼下に広がる景色に立体感が生まれる。
    頻繁に行き交う東海道の列車たちを、構図を変えながら写していった。

    撮影後、せっかくなので高草山の一番上まで歩いてみた。
    想像以上に過酷な道であったが、山頂から望む夕景は素晴らしいものだった。
    少し休憩した後に下山、足元に注意しながら慎重に歩を進めた。
    (EOS R6 Mark II + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)

  • 「793M」・用宗~焼津

    東海道本線 用宗~焼津にて

    特に外出するわけでもなく、自宅で午前中が過ぎたこの日。
    何か被写体を考えるも、これといって思い浮かばず。
    せっかくなので、以前から気になっていた場所のロケハンへ向かった。

    石部トンネルを抜けて瀬戸川を渡るまで、車窓から撮影者を見掛けることが多い。
    事前にGoogleマップで当たりを付け、線路沿いを探すとそれらしき足場を発見した。
    夕方の下り列車に対して順光となり、タイガーロープが気になるものの好ましい構図が組めた。
    数本撮影してこの日は撤収、「用宗みなと温泉」で温浴して帰宅した。
    (EOS R6 Mark II + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)