2017年

  • 「104D」・西畑~総元・正安寺ストレート

    いすみ鉄道 西畑~総元にて

    台風一過の関東地方、晴れカットを求めて房総半島に向かった。
    いつものようにアクアラインを目指して車を走らせるも、途中で不穏な交通情報をキャッチ。
    アクアラインの中で事故?が起きたのか、トンネル入口の信号機がまさかの「赤」。
    タイミング悪く直前まで進んでいたので、アクアライン手前で足止めされてしまった。
    全く進む気配もなく、引き返すこともできない地点だったので路肩に車を停めてしばらく待機。
    羽田空港を発着する飛行機の写真を撮って過ごすこと約1時間、やっと規制が解除された。

    出鼻をくじかれてしまったこの日、午前中のスジは間に合わないので昼過ぎの正安寺に狙いを定めた。
    過去に何度か訪れるも連敗を喫している正安寺裏のストレート、構図をミスったり変なオジサンに絡まれたりと結果を残せていない。
    非電化区間で車体の大きさを予測するのが難しく、過去の作例を元に構図を調整する。
    12時過ぎ、上総中野で折り返してきたキハ28・52のコンビがファインダーに飛び込んできた。

    狙い通りの1枚が撮れたので一安心、残暑厳しい気温だったので早々に切り上げることにした。
    養老渓谷・ごりやくの湯に立ち寄り、渋滞が始まる前のアクアラインで帰路に就いた。
    (EOS 5D Mark II + EF300mm f/2.8L IS II USM)

  • 「はこね6号」・渋沢~秦野・富士山バック

    小田急線 渋沢~秦野にて

    冬晴れの関東、朝起きると富士山が綺麗に見えていた。
    空気が澄んでいるこの時期なら、LSEと富士山の組み合わせもバッチリ決まるはずである。
    現地に着くと先客が数名、条件が揃うと皆考えることは同じらしい。
    線路際の歩道から上り列車を撮るこのアングル、連なる架線柱から富士山を抜く位置が難しく右往左往する。
    構えてみると案外望遠が必要なことが分かり、焦点距離が1.6倍となる7Dをチョイスした。
    超望遠の画角となると、僅かなズレでも命取りとなるため慎重に構図を決める。
    雲一つ無い安定した空模様の中、遠目にバーミリオンオレンジの車体が見えた。
    先頭車が影を抜けたタイミングで高速連写、無事に狙っていたカットを持ち帰ることができた。
    (EOS 7D Mark II + EF300mm f/2.8L IS II USM)

  • 「木曽あずさ号」・日出塩~贄川・贄川俯瞰

    中央本線 日出塩~贄川にて

    晴れ予報が出た9月初旬の休日、後輩と共に未明の中央道を下った。
    早朝は大糸線内でムーンライト信州の回送を仕留め、追っ掛けて篠ノ井線内でも無事撮影した。
    南木曽まで183系が乗り入れる臨時列車が設定されており、JR東海管内をゆく姿を撮影すべく中央西線へ転戦した。
    9月に入り暑さも一段落したので、この日はクリアな視界が広がっていた。
    国道19号から旧道へ分け入った撮影地で三脚を据える。
    中央西線は上り列車に対して撮影地が点在するためか、この場所は5人程で平和に撮影することができた。
    トンネルを抜ける列車が見え、切り位置でレリーズオン。
    グレードアップあずさ色・M52編成のモーター音が、緑深い木曽路にこだました。
    (EOS 5D Mark II + EF300mm f/2.8L IS II USM)

    【2023年5月11日追記】
    6年振りに訪問したところ、遊歩道沿いの竹が成長し見通しが悪くなっていた。さらに、列車の前面に架線のビーム(形状が変更された?)が被るようになってしまった。ここで8872レを撮影したかったが、残念…

  • 「踊り子107号」・伊豆稲取~今井浜海岸

    伊豆稲取~今井浜海岸にて

    冬晴れの関東地方、一度行ってみたかった伊豆稲取俯瞰へ出掛けることにした。
    135号線沿いのファミリーマート付近から海沿いに抜ける獣道と聞いていたが、実際に行ってみると分かりづらい。
    スリリングな崖沿いウォーキングを経て立ち位置に到着した。

    有名撮影地だけあってロケーションは素晴らしく、定番のカットを抑えることができた。
    波間に響くMT54のモーター音、落ち着いたら再訪したいと思う。
    (EOS 5D Mark IV + EF24-70mm f/2.8L II USM)

  • 「665A」・新横浜~小田原・第二生沢トンネル

    東海道新幹線 新横浜~小田原にて

    冬晴れのこの日、富士山が綺麗に見えていたので朝はパレット御殿場に向かった。
    「あさぎり2号」を狙っていたら、通過時に雲が湧き微妙な結果に。
    箱根を越えて、「踊り子115号」を狙うも上り普電に被られアウト。
    思い入れのある優等列車2本にいずれも負けるという悔しい結果に。
    気を取り直して、夕方は第二生沢トンネルへやって来た。
    数を減らしつつある700系、片手で数えられる本数まで運用が減っていた。
    時刻表を確認すると、次の「こだま665号」は700系らしい。
    誰もいない急斜面、そろそろ影が落ちようかというタイミングで700系がやって来た。
    (EOS 7D Mark II + EF400mm F5.6L USM)