3月14日「富士・はやぶさ」ラストラン

東海道本線 根府川~早川にて

小学生の頃、朝早く出掛けブルトレを眺めるのが好きだった。
早朝の「銀河」に始まり「出雲」「サンライズ瀬戸・出雲」と続き「あさかぜ」がやって来る。
しばらく空いて単独の「富士」が登場、トリの「さくら・はやぶさ」は昼前の到着だった。
既に統廃合が進んだダイヤであったものの、鉄道趣味の原点となる光景だった。
TOMIXのカタログを眺めつつ、まだ見ぬ土地への旅情をかき立てられたファンも多いと思う。

「社会人になったらブルトレに乗って旅行を…」と思いつつも、残念ながら2009年3月14日をもって東海道のブルトレは終焉を迎えた。
幼少期見た絵本では、米神のカーブをゆく「あさかぜ」が印象的だった。
最期はこのカーブでと決めて、前日から三脚を据えた。
涙雨降る中、シャッターを切る手は震えていた。
後方からは185系の姿が、恐らく根ノ上踏切は悲惨だっただろう。
「踊り子」とすれ違い遠ざかっていく「富士・はやぶさ」の姿はどこか悲しそうに見えた。

ベテランの方々は口を揃えて「ブルトレは楽しかったぞ」と懐かしそうに語ってくれる。
SAP車は触れた程度、ほとんど電気ブレーキ世代の自分にとってELは憧れの存在である。
もしもタイムスリップ出来るなら、ブルトレの先頭に立ってハンドルを握ってみたかった。
(EOS 30D + EF70-200mm F2.8L USM)

10月4日「HiSE」

小田急線 玉川学園前~町田にて

「ロマンスカー」に代表される有料特急が駆け抜け、多様な車種が存在する小田急。
近場ということもあり、カメラを持つようになってから撮影する機会も多かった。
この日は10000形「HiSE」の引退が迫っていると聞き、玉川学園前~町田間のカーブへ向かった。
住宅街の中ではあるが、夕方の小田急線を好ましいカーブで切り取る事が出来る。
同じ日の画像フォルダには「LSE」や「RSE」も記録されており、この10年で車両は様変わりした。
接近表示灯が点滅し、お目当ての列車がやって来た。

展望車を撮影すると、眺望を楽しむ旅行者が写り込む。
家族連れやカップルなど様々であるが、鉄道旅行の醍醐味だと思う。
(EOS 30D + EF70-200mm F2.8L USM)