2007年

  • 「5179レ」・白河~久田野・ED75‐1028

    東北本線 白河~久田野にて

    この日は583系「リバイバルひばり」が設定され、沿線は賑わっていた。
    後輩父上が運転する車に便乗させてもらい、運良く参戦。
    撮影データを見返すと、本命の583系は見事に曇ってしまったらしい。

    直流機に見慣れた自分にとって、黒磯以北は非日常の空間。
    小柄ながらも大型パンタグラフを装備した交流機は魅惑の存在であった。
    この日の5179レは側面のレタリングが印象的な1028号機が牽引。
    鬼籍に入ってしまった被写体、青空に赤色が映えるお気に入りの一枚。
    (EOS 30D + EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM)

  • 「ふるさと雷鳥」・敦賀~南今庄・北陸トンネルバック

    北陸本線 敦賀~南今庄にて

    高1のGW、ムーンライトながらに乗って後輩と撮影旅行に出掛けた。
    あいにく空いていたのがセミコンパートメント席のみで、若干気まずい相席の中で一夜を過ごした。
    米原で北陸線に乗り換え、敦賀の1つ先・南今庄で下車した。
    駅から少し敦賀方に歩くと北陸トンネルの出口があり、望遠レンズでトンネルを飛び出してくる姿を捉える事ができる。
    この日は489系金沢車を使用した臨時の「ふるさと雷鳥」が運転されるとあって、沿線には多くのカメラマンが見られた。
    この撮影地、トンネル出口に列車が近付いてくると轟音が響くので列車の接近が分かりやすい。
    暗闇の先に特徴的なボンネット顔が浮かび、無事写し止めることができた。

    当時は「臨時」ではなく「雷鳥」ヘッドマークを掲げてくれたらと思っていたが、今見返すとこれはこれで貴重な姿かもしれない。
    「雷鳥」引退から10年、すっかり足が遠のいてしまった北陸路をまた再訪したいと思う。
    (EOS 30D + EF70-200mm F2.8L USM)

  • 「富士・はやぶさ」・藤沢~大船・弥勒寺踏切跡

    東海道本線 藤沢~大船にて

    藤沢駅から東京方に20分程歩いた場所にある撮影地・弥勒寺踏切跡。
    この頃は道路を挟んで背の高い工場も無かったので、影落ちすることもなかった。
    歩道から一段高くなった場所にスペースがあり、金網に空いた穴から上り列車を撮影できる。

    単独運転の頃から、この場所で2列車を撮ろうとすると踊り子が後方に写り込むことが多かった。
    このカットもSVOが小さく写っているが、見返すと良い記録になったと思う。
    どちらも鬼籍に入ってしまった、東海道・日常の光景。
    (EOS 30D + EF70-200mm F2.8L USM)