過去の一枚

以前撮影した一枚です

  • 「206列車」・長島ダム~アプトいちしろ

    井川線 長島ダム~アプトいちしろにて

    第二橋梁でEL急行を撮影した後は、千頭駅前の「cafeうえまる」で昼食。
    午後の12列車が南海ズームカーだったので、駅近くでお手軽に撮影。
    空気も澄んでヌケの良い好天、夕方の締めにうさぎ辻展望台へ向かうことにした。

    GWの新緑渋滞で混み合う77号線、町道栗代線への分岐まで時間を要した。
    落石や陥没で路面の荒れた道を慎重に進み、いつもの駐車スペースへ辿り着いた。
    機材を持って立ち位置に着くと、眼下には緑広がる素晴らしい景色が広がっていた。
    (EOS 5D Mark IV + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)

  • 「EL撮影会」・新金谷車両区

    新金谷車両区にて

    縁あってお誘いいただいた撮影会、ヘルメット持参で夕方の新金谷駅に集合した。
    昨年9月の豪雨災害で本線が不通となって以来、久し振りのEL撮影となった。

    段々と周囲が暗くなる中、暖色の前照灯が存在感を増す。
    背景のSL広場に咲く桜も満開で、ライティングに精通したベテランによって照らされた。
    2種類の「さくら」ヘッドマークを掲げた老兵に、各々角度を変えながらシャッターを切っていた。
    (EOS R6 Mark II + EF24-70mm f/2.8L II USM)

  • 「4007M」・市ノ瀬~久那土

    身延線 市ノ瀬~久那土にて

    遅い起床の休日、カーテンを開けると前日の雨で空気の明瞭度が高い。
    GPVを見ると、夕方にかけて山梨側は晴れが続く予想。
    1月に目星を付けていた身延線の撮影地へ向かうことにした。

    新清水JCTから中部横断道へ、途中の富沢ICからしばらく無料区間が続く。
    無料区間の終点・六郷ICで下道へ、ここまで静岡市街から1時間強。
    「ふじかわ」より遥かに短い所要時間、樽峠トンネルなど山々を貫いた土木力の恩恵を受けた。
    昨年廃校になった峡南高校の前に車を停め、鉄橋を渡る4010Mを撮影。
    4007Mは下部温泉駅で行違いとなるため、手早くレンズを交換し150m程移動する。
    第4種踏切の脇から下り列車を狙うこの構図、背景の新緑がいい感じ。
    季節も進み、そろそろ陽炎も気になる季節を迎える。
    この日は少し風があり、クリアな視界のまま373系を捉えることができた。
    (EOS R6 Mark II + EF400mm F5.6L USM)

  • 「4004M」・井出駅

    身延線 井出駅にて

    昨年に続き桜の開花が早かった今シーズン、3月中に見頃を迎える場所が多かった。
    前日に下見した様子では井出・寄畑付近の桜はちょうど満開。
    GPVの晴れ予報を信じて、この日は朝から身延線へ向かった。

    最初にやって来たのは井出駅の甲府方、カーブの先に良さげな桜の木が並んでいる。
    駅東側が山に囲まれた地形のため、朝一の4002Mに日が当たるか微妙なタイミング。
    後方の木々に光が当たり始めたところでタイムアップ、無情にも踏切が鳴ってしまった。
    写真は10時前に通過した4004M、撮影後は隣の寄畑駅へ移動した。
    (EOS R6 Mark II + EF300mm F2.8L IS II USM)

  • 「202列車」・閑蔵駅

    井川線 閑蔵駅にて

    奥大井へ向かう後輩の車に便乗し、この日も井川線へ。
    前日も訪れたが曇天、今日は晴れ間が期待できそう。
    ダイヤ改正で接阻峡温泉以遠の列車が2往復となった井川線、時刻表とにらめっこ。
    402列車は沢間駅で手堅く一枚押さえ、閑蔵駅へ向かった。

    42号トンネルの左上、今年も綺麗に桜が咲いていた。
    斜面から中望遠で狙うか、線路脇から広角で狙うか、青空が綺麗だったので広角を選択。
    以前の作例を見ながら構図を整えると、遠くから独特の接近音が聞こえてきた。
    (EOS R6 Mark II + EF24-70mm f/2.8L II USM)

  • 「HC85系試運転」・打保駅

    高山本線 打保駅にて

    陸橋上での撮影を終え、黒姫駅へ歩いて戻る。
    先週は列車待ちの間に駅そばを食すことができたが、今日は残念ながら開店前。
    下り列車で1つ進み、妙高高原で「妙高はねうまライン」に乗り換える。
    関山・二本木と懐かしい駅名を通り過ぎ、上越妙高から北陸新幹線に乗車する。
    東海道沿線民にとって、日本海側を走るW7系はとても新鮮。
    デンカ青海工場など趣味的に気になる車窓を眺めながら、あっという間に富山着。
    1週間振りの富山駅、今日は駅近くのオリックスレンタカーへ立ち寄った。

    狙いは夕方の1031D、それまでしばらく時間がある。
    手元の時刻表を確認すると、打保駅で新旧ひだが離合する様子。
    スノーシェッドを備えた山間の無人駅、以前から気になっていたので足を延ばすことにした。

    国道41号線から途中360号線を経由して、1時間程のドライブ。
    駅前に車を停め周囲を見渡すと、猪谷方にスノーシェッドが佇んでいた。
    転轍機には融雪装置を備えており、豪雪地帯なのだと改めて実感。
    1034Dと1027Dの行違いを撮影しようと準備すると2人の同業者が。
    挨拶して談笑すると、共通の知人がいることが分かり盛り上がる。
    撮影後撤収するべく片付けていると、列車接近のアナウンスが入った。
    何が来るのか、3人で確認するとHC85系が下っていった。
    「試運転なら境界駅まで行かずに、隣の杉原で折り返すのでは?」
    せっかくなので3人で待ってみることに、40分程で運良く折り返してきてくれた。
    ダイヤ改正以降はグリーン車の入線が無くなるため、貴重な姿を捉えることができた。
    (EOS R6 Mark II + EF50mm F1.4 USM)

  • 3月7日「322M」黒姫山

    「322M」・黒姫~古間・黒姫山・湘南色
    「322M」・黒姫~古間・黒姫山・湘南色

    北しなの線 黒姫~古間にて

    3/6の夜、夕飯を食べながら何気なくGPVを見ていた。
    翌日はオープン戦のチケットを買っており、野球観戦に行くはずだった。
    ふと長野付近を見ると翌朝は黒く抜けている。
    富山側も午後まで同様で、先週と同じ行程で晴れるかもしれない。
    しなの鉄道の運用を確認すると、朝の妙高高原往復に湘南色が入る様子。
    乗換案内を素早くチェック、30分後の列車に乗れば今日のうちに長野駅まで行けるらしい。
    妻から「たまには弾丸で行ってきたら?」と有り難い一言。
    思い立ってから10分後、気付けばカメラバックに機材を詰め込んで駅へ向かっていた。

    貯まっていたJREポイントを利用して予約、東京駅から最終の「あさま」に乗車した。
    車中で長野駅前の宿を確保、こちらも宿泊サイトのポイントを活用。
    日付が変わる頃にチェックイン、早朝に備えてすぐに就寝した。

    明け方の長野駅、5番線ホームには湘南色のS3編成が佇んでいた。
    せっかくなのでMc車に乗車、黒姫駅までボックスシートの旅を堪能する。
    1週間前にも訪れた道を辿り、20分程で線路を跨ぐ陸橋に到着。
    先程乗車した湘南色が30分程で折り返してくる。
    足元の雪はだいぶ溶けており、先週よりも高い気温に季節の移ろいを感じた。
    前回よりも通過時間が早いため、足元の雪で高さを稼ぎ正面がちの縦構図を選択。
    うっすらと朝靄が漂い、春の訪れを感じさせる一枚となった。
    (EOS R6 Mark II + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)

  • 「尾久車両センター 機関車撮影会」

    尾久車両センターにて

    2月に参加した夜間撮影会、次回も機会があれば参加したいと考えていた。
    定期的にJR東日本のプレスリリースを確認していると、10月に再戦の機会が巡ってきた。
    手元の勤務表を確認すると、10/1は休日の予定。
    秋口の開催ということで、昼間の部でも晴れるだろうか。

    尾久車両センターと名称が変わったものの、撮影会の会場は従来通り。
    3回に分かれている昼間の部のうち、光線が良いのは1部か2部か。
    太陽の位置アプリと相談した結果、第2部を選択。
    一回あたりの人数が増えたため、今回はすんなりと予約することができた。

    迎えた当日、朝から雲ひとつ無い快晴で会場へ向かう足取りも軽い。
    交検庫内で説明を受け、ヘルメットを被りいざ仕業線へ。
    目の前には鮮やかな青と赤の機関車が並び、一同夢中でシャッターを押していた。
    (EOS 5D Mark IV + EF24-70mm f/2.8L II USM)

  • 「326M」・黒姫~古間・黒姫山・初代長野色

    北しなの線 黒姫~古間にて

    何気なくTwitterを見ていると、立山連峰がとても綺麗に見えている様子。
    GPVをチェックすると、明日も甲信越~北陸地方は黒く抜けている。
    高山線に通う後輩へ連絡したところ、明日は夕方の立山バックへ出撃するとのこと。
    自分も同行する旨を伝え、脳内で旅程を組み始める。
    しなの鉄道のHPを見ると、初代長野色が良さげな運用に就く予定。
    翌日の行程が決まり、えきねっとで座席を予約することにした。

    延伸してから初の北陸新幹線、「かがやき」は大宮を出ると長野まで停まらない。
    あっという間に長野着、北しなの線に乗り換えて黒姫を目指す。
    前回乗車した時は「妙高」が走っていたので15年程前だろうか、気付けばJR線ではなくなっていた。
    三才・豊野と聞き覚えのある駅を過ぎ、車窓から冠雪した美しい山々が見えてきた。
    40分程で黒姫駅に到着、昔の記憶を頼りに歩き出す。
    凍結した日陰で転倒しそうになるも無事に目的地へ、陸橋からは素晴らしい景色が広がっていた。
    積雪で一段高くなったガードレール脇に三脚を据え、カメラをセットする。
    見渡す限り雲ひとつ無い青空の下、列車を待つ時間は至福のひとときだった。
    (EOS R6 Mark II + EF24-70mm f/2.8L II USM)

  • 「N700a・X77編成」・三島~新富士・中里地区

    東海道新幹線 三島~新富士にて

    江間いちご狩りセンターからの帰り道、天気が良かったので中里地区に立ち寄った。
    三島付近では雲が掛かっていたが、到着時には山頂までスッキリと見渡せた。
    夕方では珍しい好条件、意気揚々と三脚を据える。
    宝永火口に影が生まれ、朝方とは違った雰囲気で撮影できる。
    写真は16:00頃に通過した735A、検査明けなのか比較的綺麗な編成だった。

    現地で撮影していると、外国から訪れたと思われる夫婦に話し掛けられた。
    「Can you speak English?」
     ―「A little.」
    聞くと新富士駅からタクシーでやって来たが、帰りの手段に困っているらしい。
    Mamiyaの中判カメラを携えるご主人とご婦人、軽自動車ではあるが定員的には問題ない。
    「良かったら新富士駅まで乗っていきますか?」咄嗟に提案すると、夫婦に笑顔が弾けた。
    拙い英語でもなんとか伝わったらしい、ありがとう義務教育。
    「構図を変えてもう一枚撮りたい…」身振り手振りで単語を発する。
    「One more OK?」
     ―「Of course!」
    次列車までしばらく待つと思ったのだろうか、3分後だと伝えると驚いていた。
    さすが日本が誇る”Shinkansen”、冷静に考えると凄いダイヤである。
    次の列車を撮り終えてから、新富士駅までお送りすることにした。
    出発前に、ご主人がフィルムで富士山をバックに記念写真を撮ってくれた。

    遥々チェコから訪れ、京都から東京へ向かう途中に立ち寄ったらしい。
    Japan Rail Passを使用した2週間の旅行で、先週は広島や大阪を巡ったそう。
    新幹線での移動は速くて快適だと語っていた2人、なんだかこちらも嬉しくなる。
    新富士駅で別れ際にメールアドレスを伝え、改札口まで見送った。
    “Have a nice trip!”、新幹線撮影を通して不思議な異文化交流を体験したのであった。
    (EOS R6 Mark II + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)