GWの新緑渋滞で混み合う77号線、町道栗代線への分岐まで時間を要した。 落石や陥没で路面の荒れた道を慎重に進み、いつもの駐車スペースへ辿り着いた。 機材を持って立ち位置に着くと、眼下には緑広がる素晴らしい景色が広がっていた。 (EOS 5D Mark IV + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)
段々と周囲が暗くなる中、暖色の前照灯が存在感を増す。 背景のSL広場に咲く桜も満開で、ライティングに精通したベテランによって照らされた。 2種類の「さくら」ヘッドマークを掲げた老兵に、各々角度を変えながらシャッターを切っていた。 (EOS R6 Mark II + EF24-70mm f/2.8L II USM)
最初にやって来たのは井出駅の甲府方、カーブの先に良さげな桜の木が並んでいる。 駅東側が山に囲まれた地形のため、朝一の4002Mに日が当たるか微妙なタイミング。 後方の木々に光が当たり始めたところでタイムアップ、無情にも踏切が鳴ってしまった。 写真は10時前に通過した4004M、撮影後は隣の寄畑駅へ移動した。 (EOS R6 Mark II + EF300mm F2.8L IS II USM)
明け方の長野駅、5番線ホームには湘南色のS3編成が佇んでいた。 せっかくなのでMc車に乗車、黒姫駅までボックスシートの旅を堪能する。 1週間前にも訪れた道を辿り、20分程で線路を跨ぐ陸橋に到着。 先程乗車した湘南色が30分程で折り返してくる。 足元の雪はだいぶ溶けており、先週よりも高い気温に季節の移ろいを感じた。 前回よりも通過時間が早いため、足元の雪で高さを稼ぎ正面がちの縦構図を選択。 うっすらと朝靄が漂い、春の訪れを感じさせる一枚となった。 (EOS R6 Mark II + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)
遥々チェコから訪れ、京都から東京へ向かう途中に立ち寄ったらしい。 Japan Rail Passを使用した2週間の旅行で、先週は広島や大阪を巡ったそう。 新幹線での移動は速くて快適だと語っていた2人、なんだかこちらも嬉しくなる。 新富士駅で別れ際にメールアドレスを伝え、改札口まで見送った。 “Have a nice trip!”、新幹線撮影を通して不思議な異文化交流を体験したのであった。 (EOS R6 Mark II + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)