東海道本線 金谷駅にて
大晦日に撮り納めをしてから、1週間程シャッターを押す機会がなかった。
この日は実家で目覚めると、綺麗な青空が広がっていた。
GPVをチェックすると、夕方まで終日晴れる予報。
何気なく「貨物ちゃんねる」を見ると、2079レにEF66-27号機が登板する様子。
翌日勤務のため静岡へ戻る予定があり、どこかで撮り初めをすることにした。
コロナ禍でガラガラな新幹線の車内で、どこへ行こうか思案する。
機材を取りに一旦自宅へ戻り再度出発、久し振りに電車で移動する。
夕方の金谷駅ホームから、西日を浴びてホームへ滑り込む下り列車を撮影することができる。
大井川鐵道との乗換口がある上りホームを右往左往、R400のカーブに対しベストな立ち位置を吟味する。
冬の澄んだ空気なら、換算640mm相当の構図でも陽炎は気にならないだろう。
先行の211系で構図を確認し、ちぎれ雲にヒヤヒヤしながら通過を待つ。
駅後方の山影が段々と迫る中、ちぎれ雲が太陽から抜けた。
下りホームの接近放送が流れ、冬の斜光線を浴びた老兵が姿を現した。
納得の2021年ファーストショット、今年はいいことありそう。
(EOS 7D Mark II + EF400mm F5.6L USM)