羽越本線 越後寒川~今川にて
男鹿線での撮影を済ませ、遠征のメインイベントへと転戦した。
朝は晴れ間が広がっていた秋田県であるが、次第に雲が広がり不穏な様子。
一発目は曇り空の下、適当な踏切で見送った。
このままでは帰路が長距離苦行ドライブとなってしまう、祈るような気持ちで車を走らせた。
途中停車時間のある回送列車を追い抜き、山形県をほぼノンストップで走り抜けた。
願いが通じたのか新潟県に入ると青空が復活、笹川流れのお立ち台を目指した。
崖をよじ登った先には多くの撮影者、辛うじて木々の間から三脚を据えることができた。
足場的にファインダーを覗くことができないので、構図を決めレリーズを握り待機する。
しばらくの待ち時間の後、接近の報が流れると周囲が緊張に包まれる。
手前の道路に並走する車は無し、絶好のタイミングでカーブの先からEF81が姿を見せた。
(EOS 5D Mark IV + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)