RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM・R10導入

発売前に予約し手に入れたR6Ⅱ、1年間はアダプターを用いてEFレンズと共に使用してきた。
5DⅣとの比較で、特にAF性能の進化は素晴らしく「置きピン」の頻度もだいぶ減った。
一方でメインレンズとして使ってきたEF70-200Ⅱ型、周辺減光が少し気になっていた。
そろそろRFレンズの導入を検討する中で、思い切って下取り交換に出すことにした。

候補に挙がったのはRF70-200とRF100-500の2レンズ。
どちらもズーム時に全長が伸びる点が気になったが、EF時代と比べて大幅な軽量化が図られている。
ボディ本体の高性能化により、開放値の明るさはそこまで求められなくなった昨今。
一本でヨンゴーロクの焦点距離までカバーでき、MTF曲線も良さげなRF100‐500。
長年連れ添ったレンズとの別れも寂しいが、気付けばマップカメラから大きな段ボールがやって来た。

これまで2台切りや1.6倍の焦点距離が必要な場面で活躍してきた7DⅡ。
連写も速く堅牢なボディで気に入っていたが、R6Ⅱと比べるとどうしてもAFの粗が目立ってしまう。
下取り価格のあるうちに、レンズと同じタイミングでミラーレス化することにした。
R7と迷った末に廉価版のR10を導入、僅か429gのボディに7DⅡ以上の性能が搭載されている様子。
箱から取り出した際に、「中身が入っていないのでは?」と思う程小型軽量化されたモデルである。

早速沿線で使用してみて、まずRF100‐500の合焦速度に驚いた。
R6Ⅱの性能との相性もありそうだが、サンニッパと比較しても速いと感じる。
背景のボケ具合では敵わないものの、ピントが合った面の描写は遜色無いように思う。
懸念事項だった繰り出しズーム機構も、思ったより造りがしっかりしているため気にならない。
そして軽い、EF70‐200とほぼ変わらない全長でより軽量化が図られている。

カメラバックの隙間に忍び込めるコンパクトなボディ、R10。
最新のDIGICⅩを搭載し、AF性能は上位機種に迫るとされる。
一方で電子シャッターの歪みはR6Ⅱに比べて大きく、メカシャッターが主体となりそう。
シャッター速度も1/4000までで抑えられており、バッテリーも小型のLP-E17となっている。
まだ使用回数が少ないので、今後使い込むうちに癖など把握していきたい。
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