大井川鐵道 下泉~塩郷にて
朝の6時過ぎ、金谷駅の大鉄ホームには丸普マークを掲げたズームカーが佇んでいた。
この時間に発車待ちということは、夕方15時台の12列車に流れる運用である。
綺麗な朝焼けで始まったこの日、早朝にして夕方の予定が決まった。
静岡駅近くの床屋で散髪を済ませ、一旦帰宅後シャワーを浴びて身体をリセット。
凍結の恐れがある362号を避け、向谷IC経由で大井川沿線へ出掛けた。
予報以上に雲量の多い西の空に不安を感じつつも、通過の30分前に現着。
初めて訪れた民家脇からの構図、軒先で洗濯物を取り込んでいたおばちゃんに挨拶を済ませる。
おばちゃん曰く「今日は何か来るの?線路に近付き過ぎて止まったことあるから気を付けてね!」とのこと、電柱の外側に三脚をセットする。
7D2にはサンニッパ・5D4にはヨンゴーロクを装着、初見なので天地の比率が難しい。
15時過ぎ、雲隠れしていた太陽が復活し遠くにタイフォンの音が響く。
段々と近付く列車の音、カーブの先から半面光に照らされた湘南顔が姿を見せた。
この日も神座の路上販売みかんを仕入れて帰宅、今年はみかんの当たり年・安定の美味しさだった。
(EOS 5D Mark IV + EF400mm F5.6L USM)