3月26日「206列車」川根小山の一本桜

井川線 川根小山駅にて

3月下旬の休日、桜の開花と好天が重なるとなれば撮影に出掛けざるを得ない。
早朝はカナキクで5087レを狙うも、薄雲が噛み微妙な結果に。
本命の大井川沿線へ転戦、午前中は大和田付近で桜並木をバックにカットを稼ぐ。
ここで出会った方は百戦錬磨の大ベテラン、話題豊富で非常に楽しいお話を伺うことが出来た。
昼過ぎは閑蔵で204列車を仕留め、家山界隈に戻りヘッドマーク付きのEL急行を狙う。
家山発車を狙うポイントで待ち構えるも、EL急行は前灯不点で消化不良。
こうなると夕方の206列車は納得行くカットを抑えたい。
4日前に訪問した川根小山駅、ここでは見事な一本桜が人知れず咲き誇っていた。
16時過ぎにやって来る206列車、1年前の同日にも当地を訪れている。
前面に日が当たるのはほんの一瞬、低速の井川線であるがシャッターチャンスはかなりシビア。
線路に山影が迫り、通過時刻が近付いてくる。
遠くに井川線独特の車輪が軋む音が聞こえてくると、構内踏切が鳴り始めた。
妖艶な夕日に照らされて、山間の無人駅で「さくら」が浮かび上がった。
(EOS 5D Mark IV + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)

3月22日「14列車」中徳橋

大井川鐵道 田野口~下泉にて

過去最速ペースで桜の開花が早かった今シーズン、3月20日を過ぎると開花の便りが届き始めた。
勤務明けに好天が重なったこの日、午後から362号を経由して川根路へ足を運んだ。
土本・川根小山と井川線の名所を巡り、狙っていたカットが撮れ一安心。
普段なら川根大橋を左折して362号経由で帰るところ、この日は本線の開花状況を見るために直進してみた。
千頭駅では発車待ちをしているズームカーの姿が、春分も過ぎたこの時期ならどこかで撮れるかもしれない。
崎平・青部と通り過ぎて、夕方日が当たりそうな中徳橋までやって来た。
14列車の田野口駅発車は17:10、日没間際の妖艶な光線が期待出来そう。
普段は水量の少ない大井川も、前日の大雨で川岸まで増水していた。
濁った水面も低い光線に照らされると目立たなくなり、背後の雲もアクセントにいい感じ。
17時のチャイムが鳴り、通過時刻が近付いてきた。
間もなく太陽が山影に沈もうかというタイミングで、タイフォンが聞こえてきた。
カメラを片付けていると線路は既に影の中、思わぬ帰り掛けの駄賃となった。
(EOS 5D Mark IV + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)

1月31日「踊り子2号」竹倉踏切

東海道本線 三島~函南にて

今春ダイヤ改正で形式が置き換えられる修善寺踊り子。
東海管内の定番撮影地「竹倉踏切」で捉えるには日曜日のみ運転のスジに限られ、地味にハードルが高かった。
数年前の三島在住時代に撮影しておけば良かったのだが、後の祭り。
年末に富士山が冠雪してからは、日曜日の天気を毎週チェックすることにした。
自分の休みと運転日が重なった1月31日、気合を入れて早朝から現地へ出掛けた。
朝5時に現着、一番乗りでベストと思われる箇所に三脚を据えた。
真っ白に雪化粧した富士山に陽が当たり始めると、小さな踏切に続々と同業者がやって来た。
最終的には15人程いただろうか、ここまで集まったのは東武鉄道向け12系14系客車の甲種輸送以来だと思われる。
畑作業をしていた地元の方も「今日は何が来るの?」と驚かれていた。
特に混乱することもなく、平和に通過時刻を迎える事が出来た。

5両編成の185系を写す場合、少し奥で切り取るのが人気かもしれないが今回は引き付けたカットで。
イラストヘッドマークを誇らしげに掲げ、身軽な5両編成が駆け抜けていった。
(EOS 7D Mark II + EF70-200mm f/2.8L IS II USM)